盛岡三大麺を完全制覇!地元民が教える「冷麺・じゃじゃ麺・わんこそば」の必食名店ガイド


岩手県盛岡市を訪れたら、絶対に外せないのが**「盛岡三大麺」**の食べ歩きです。「盛岡冷麺」「盛岡じゃじゃ麺」「わんこそば」という、それぞれ全く異なる個性を持つ三つの麺料理は、もはや盛岡観光の主役と言っても過言ではありません。

「どのお店が一番美味しいの?」「独特な食べ方のルールはある?」「効率よく全部食べるには?」といった疑問を持つ方のために、地元で愛され続ける名店の情報から、通が教える美味しい攻略法まで詳しく解説します。


1. 弾力ある麺と旨味スープが虜にする「盛岡冷麺」

盛岡冷麺の最大の特徴は、小麦粉とデンプンで作られた、強いコシと透明感のある麺です。牛骨ベースの濃厚なコクがある冷たいスープに、爽やかなキムチの辛みが加わり、一度食べたら忘れられない味わいになります。

盛岡冷麺を美味しく楽しむコツ

  • 辛さの調節: 多くの店では「別格(別皿キムチ)」を選べます。自分で辛さを調整しながら、まずはスープ本来の旨味を味わうのがおすすめです。

  • トッピングの果物: スイカやリンゴが乗っているのは、辛くなった口の中をリセットし、消化を助けるため。ぜひ途中で挟んでみてください。

必食の名店エリア

盛岡駅前や繁華街の中央通、大通周辺には、焼肉と一緒に冷麺を楽しめる有名店が密集しています。特に、職人が注文を受けてから麺を練り上げるようなこだわり店は、麺の「喉ごし」が格別です。


2. 自分で味を育てる楽しさ「盛岡じゃじゃ麺」

戦後、旧満州の料理をヒントに盛岡で誕生したのが「盛岡じゃじゃ麺」です。平打ちのうどんのような温かい麺に、特製の秘伝肉味噌、キュウリ、おろしショウガを乗せたスタイルが基本です。

初心者のための正しい食べ方

  1. 混ぜる: 運ばれてきたら、まずは麺と味噌、具材をこれでもかというほど激しく混ぜ合わせます。

  2. カスタマイズ: 卓上のラー油、酢、ニンニクを加えて自分好みの味に仕上げます。これが「じゃじゃ麺」の醍醐味です。

  3. 「ちーたんたん」で締める: 麺を少し残した状態で(あるいは一口分残して)、皿に卵を割り入れ、店員さんに「ちーたん(鶏蛋湯)お願いします」と頼みましょう。ゆで汁を注いでスープにしてくれる、最高の締め文化です。

観光の合間に寄りやすい名店

盛岡城跡公園のすぐそばには、じゃじゃ麺発祥と言われる老舗があり、行列が絶えません。市役所や県庁近くの路地裏にも、地元民が足繁く通う隠れた名店が点在しています。


3. 楽しみながらお腹いっぱい!「わんこそば」

「はい、じゃんじゃん!」「はい、どんどん!」という威勢の良い掛け声とともに、給仕さんがお椀に一口分のおそばを投げ入れてくれる「わんこそば」。おもてなしの心から生まれた盛岡を代表する食のエンターテインメントです。

わんこそば攻略のポイント

  • 薬味を賢く使う: 刺身、なめこ、とろろ、海草など、豊富な薬味が用意されています。単調な味に飽きないよう、少しずつ変化をつけるのが杯数を伸ばす秘訣です。

  • つゆは飲まない: お椀の中に残ったつゆを全部飲んでしまうと、すぐにお腹がいっぱいになります。つゆを捨てる専用の桶が用意されているので、賢く活用しましょう。

  • 終わりの合図: お腹がいっぱいになったら、給仕さんが次を入れる前に素早くお椀に蓋を閉めます。これが「ごちそうさま」のサインです。

予約がおすすめ

わんこそばを体験できる老舗店は、盛岡駅から中津川を渡った紺屋町周辺や八幡町周辺に多くあります。特に週末や観光シーズンは大変混み合うため、事前に電話予約をしておくとスムーズです。


効率よく「三大麺」を巡るためのモデルプラン

短期間の滞在で三つの麺を制覇したい方へ、おすすめのスケジュールをご紹介します。

【初日:ランチ】わんこそばで賑やかにスタート

まずは一番のイベントであるわんこそばを。お昼時にしっかりお腹を空かせて挑戦しましょう。食後は盛岡城跡公園や歴史的建造物を散策して腹ごなしを。

【初日:夕食】焼肉と盛岡冷麺で贅沢な夜

夜は地元の岩手牛を楽しめる焼肉店へ。締めに冷麺を注文するのが盛岡の定番スタイルです。キリッと冷えたスープが、お酒や肉の脂をすっきりと流してくれます。

【2日目:ランチ】じゃじゃ麺でディープな盛岡体験

最終日のランチは、地元感あふれるじゃじゃ麺専門店へ。「ちーたんたん」までしっかり堪能すれば、あなたも立派な盛岡通です。


盛岡の麺料理が愛される理由

盛岡の麺文化は、単に美味しいだけでなく、食べる過程を楽しむ「体験型」の側面が強いのが特徴です。自分で味を調整するじゃじゃ麺、給仕さんと駆け引きをするわんこそば、キムチの量で辛さを変える冷麺。どれも、作り手と食べる側のコミュニケーションによって完成します。

また、盛岡は水が非常に美味しい街としても知られています。豊かな水源が、美味しい麺打ちや出汁作りに大きく貢献しているのです。


まとめ:あなたのお気に入りの一杯を見つけよう

盛岡三大麺は、どれも個性的で甲乙つけがたい魅力に溢れています。

  • 爽快感とコシを求めるなら「冷麺」

  • 自分だけの一皿を作りたいなら「じゃじゃ麺」

  • 旅の思い出作りと満腹感なら「わんこそば」

盛岡を訪れた際は、ぜひお腹を空かせて、この奥深い麺の世界に飛び込んでみてください。きっと、またこの味を求めて盛岡に来たくなるはずです。

旅の準備メモ

  • [ ] 盛岡駅周辺の冷麺マップをチェック

  • [ ] じゃじゃ麺の「ちーたんたん」の手順を予習

  • [ ] わんこそばの名店を事前予約

  • [ ] お土産用の半生麺セットをチェック