キャンプの必需品!アブや蜂から身を守る『ポイズンリムーバー』の使い方とおすすめ3選


豊かな自然に囲まれたキャンプ場や登山道は最高の癒やしスポットですが、そこで避けて通れないのがアブや蜂、ブユ(ブヨ)といった吸血・吸毒害虫との遭遇です。

特にアブに噛まれたり、蜂に刺されたりした際の激痛や、その後のパンパンに腫れ上がる症状は、せっかくのレジャーを台無しにしてしまいます。そんなアウトドアのトラブルにおいて、持っているかいないかでその後の経過を劇的に変えるのが**「ポイズンリムーバー」**です。

今回は、アウトドア愛好家なら必ず救急セットに入れておきたいポイズンリムーバーの正しい使い方と、失敗しない選び方、厳選したおすすめ製品をご紹介します。


1. ポイズンリムーバーとは?なぜ必要なのか

ポイズンリムーバーは、強力な吸引力によって、皮膚の中に注入された毒素や唾液を物理的に吸い出すための応急処置具です。

なぜ「直後の吸引」が重要なのか

アブや蜂、ブユなどは、攻撃や吸血の際に炎症を引き起こす毒素や抗凝固成分(唾液)を注入します。これらが体内に回ることで、激しい痛み、痒み、そして異常な腫れが引き起こされます。

  • 炎症の軽減: 体内に回る毒の量を物理的に減らすことで、腫れを最小限に抑えます。

  • 痒みの抑制: 痒みの原因となる成分を除去するため、数日後の不快感が大幅に変わります。

  • 治癒の短縮: 毒素を早期に排出することで、傷口の治りが早まります。

アブに噛まれた際の「皮膚を切り裂かれる痛み」の直後に使用することで、その後の「しこり」や「強烈な痒み」を予防できる可能性が高まります。


2. 失敗しないポイズンリムーバーの正しい使い方

ポイズンリムーバーは、噛まれた・刺された直後(できれば2分以内)に使用するのが最も効果的です。正しい手順をマスターしておきましょう。

ステップ①:患部を確認し、必要なら毒を絞る

アブに噛まれた場合は、傷口から血が出ていることが多いです。まずは指で軽く周囲を圧迫し、血と一緒に毒を少し押し出します。

ステップ②:カップを選んで患部に当てる

ポイズンリムーバーには、傷口の大きさに合わせた複数の「吸引カップ」が付属していることが一般的です。噛まれた傷跡がしっかり隠れるサイズのカップを選び、患部に垂直に密着させます。

ステップ③:吸引を開始し、保持する

レバーを引く、または押し込むことで真空状態を作り、吸引を開始します。そのまま60秒〜90秒程度保持します。皮膚が強く引っ張られる感覚がありますが、毒を吸い出すためにそのまま耐えましょう。

ステップ④:吸引を解除し、洗浄・消毒

ゆっくりと吸引を解除し、出てきた血や透明な液(毒素を含む体液)を清潔なティッシュ等で拭き取ります。その後、流水で患部を洗い流し、抗炎症作用のある市販薬を塗布してください。


3. アウトドアのプロが推奨!ポイズンリムーバーおすすめ3選

多くの製品が販売されていますが、キャンプや登山で本当に頼りになる「吸引力の強さ」と「使いやすさ」を基準に3つ厳選しました。

① 業界のスタンダード「エクストラクター」

フランス製の歴史ある製品で、多くの登山家や救急隊も携行している逸品です。

  • 特徴: 片手で操作できるピストン式。吸引力が非常に強く、安定感があります。

  • メリット: カップが4種類付属しており、アブのような小さな傷口から、蜂の広範囲な被害まで対応可能です。

② 軽量・コンパクトの決定版「アスピラボ(アスピブナン)」

「荷物を少しでも軽くしたい」というソロキャンパーや登山者に支持されているモデルです。

  • 特徴: 非常に軽量ながら、独自のポンプ機構で強力な真空状態を作り出します。

  • メリット: 操作がシンプルで、子供でも扱いやすい設計。ケース付きで持ち運びにも便利です。

③ コスパ抜群で予備にも最適「ドクターヘッセル」

シンプルながら必要十分な機能を備えた、日本でも定番のリムーバーです。

  • 特徴: 小型で安価。それでいて確かな吸引力を持っています。

  • メリット: カップの向きを入れ替えることで、大小2つの径に対応。家族全員分を用意したい場合や、予備としてバッグに忍ばせておくのに最適です。


4. 知っておきたい注意点と限界

ポイズンリムーバーは非常に有効な道具ですが、万能ではありません。以下の点に注意してください。

  • あくまで「応急処置」: 毒を100%除去できるわけではありません。使用後も経過を観察してください。

  • アナフィラキシーには無効: 蜂に刺されて息苦しさや動悸を感じる場合は、リムーバーの使用よりも即座に救急車を呼ぶことが最優先です。

  • 口で吸わない: 口の中に傷があった場合、そこから毒が吸収されるリスクがあるため、絶対に口で吸い出してはいけません。


5. まとめ:アブや蜂の被害を最小限に抑えるために

キャンプや山歩きにおいて、アブに噛まれるリスクは常に隣り合わせです。しかし、ポイズンリムーバーを正しく使い、直後に毒素を排出することで、その後の苦痛を劇的に和らげることができます。

  1. キャンプの救急箱には必ず入れておく

  2. 噛まれたらすぐに(2分以内)吸引する

  3. 使用後は清潔にして薬を塗る

この習慣を身につけて、自然の中での時間をより安全で快適なものにしましょう。次のキャンプのパッキングリストに、ぜひ「ポイズンリムーバー」を加えてみてください。


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