タイからラオスまで!ソンテウの乗り方・料金・行き先を徹底解説


タイやラオスを旅行していると、必ずと言っていいほど目にする「ソンテウ(Songthaew)」。トラックの荷台を改造したあの独特の乗り物は、現地の生活に欠かせない公共交通機関であり、観光客にとっても安価で便利な移動手段です。

しかし、「どうやって乗ればいいの?」「ぼったくられない?」「行き先はどう判別するの?」と不安に思う方も多いはず。

この記事では、ソンテウの基本的な乗り方から料金相場、さらには知っておくと得をする裏技まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。


ソンテウとは?タイとラオスの庶民の足

ソンテウとは、ピックアップトラックの荷台に2列のベンチシートを設置し、屋根を付けた乗り物です。タイ語で「ソン」は数字の2、「テウ」は列を意味し、その名の通り「2列の座席」がある車を指します。

タクシーのように個別で目的地へ向かう「チャーター形式」と、バスのように決まった路線を走る「巡回形式」の2パターンがあり、状況に応じて使い分けるのがスマートな旅のコツです。

ソンテウの乗り方:5つのステップ

初めての方でも迷わない、標準的な乗り方の流れをステップごとに見ていきましょう。

1. ソンテウを見つけて手を挙げる

道端を走っているソンテウに向かって、手のひらを下に向けて斜め下に振るように合図します。タイやラオスでは、日本のように高く手を挙げるよりも、この「招き入れるようなスタイル」が一般的です。

2. 行き先を確認する

車が止まったら、運転席の窓越しに目的地を伝えます。

  • ポイント: 路線が決まっている場合は、地名だけを伝えればOKです。チャーターしたい場合は、ここで交渉が始まります。

3. 荷台に乗り込む

OKが出たら、後ろのステップから荷台に乗り込みます。すでに先客がいる場合は、奥から詰めて座りましょう。もし満席の場合は、後ろのステップに掴まって立つ「身乗り出しスタイル」になることもありますが、慣れないうちは避けたほうが無難です。

4. 降車ボタンで知らせる

目的地が近づいたら、天井付近にあるブザー(降車ボタン)を押します。ボタンがない古い車両の場合は、硬貨で窓を叩いたり、運転手に声をかけたりすることもあります。

5. 料金を支払う

車を降りたら、助手席側か運転席側へ回り、窓越しに料金を支払います。お釣りがない場合も多いため、事前に小銭や20バーツ札、10,000キップ札などの小額紙幣を用意しておきましょう。


ソンテウの料金相場と注意点

料金システムは、地域や運行形態によって大きく異なります。

路線ソンテウ(固定料金)

チェンマイやパタヤなどの主要都市では、車体の色ごとに行き先やルートが決まっています。

  • タイ: 市内中心部なら10バーツ〜30バーツ程度が目安。

  • ラオス: 距離に応じて20,000キップ〜といった設定が多いです。

貸切・チャーター(交渉制)

夜間や、ルート外の特定の場所(空港や観光地)へ行きたい場合はチャーターとなります。

  • 相場: 距離によりますが、100バーツ〜500バーツ程度。乗車前に必ず「合計金額」を確認し、納得してから乗り込みましょう。


地域別!ソンテウの特徴と見分け方

【チェンマイ】赤バス(ロット・デーン)が主役

チェンマイの旧市街周辺を走る赤いソンテウは、決まった路線を持たず、同じ方向へ行く客を拾いながら走る「乗り合いタクシー」のような形式です。目的地を告げて、運転手が「行くよ」と言えば乗車成立です。

【パタヤ】10バーツでビーチ沿いを一周

パタヤのソンテウは、ビーチロードとセカンドロードを反時計回りに巡回しています。これらは完全な路線バス形式なので、行き先を告げる必要すらなく、好きなところで降りて10バーツ(長距離は20バーツ)を払うだけと非常にシンプルです。

【ラオス】ルアンパバーンやビエンチャン

ラオスでは、ソンテウが都市間の移動手段(中距離バス)として活躍しています。バスターミナルに多くの車両が待機しており、人数が集まり次第出発するスタイルが一般的です。


知っておくと役立つ!ソンテウ利用のコツ

1. Googleマップを活用する

自分が今どこを走っているのか、目的地まであとどれくらいかをGoogleマップで常に確認しましょう。降車ボタンを押すタイミングを逃さずに済みます。

2. 小銭を常に準備しておく

運転手は大きなお釣りを持っていないことがよくあります。コンビニなどで1,000バーツ札や大きなキップ札を崩しておき、小銭をストックしておきましょう。

3. ぼったくりを防ぐ魔法の言葉

「タオライ?(いくらですか?)」と聞くのは大切ですが、路線ソンテウの場合は聞かずに、周りの人が払っている金額と同じ額をスッと渡すのが最もスムーズです。聞くことで「自分は相場を知らない観光客です」と宣伝してしまうこともあるからです。

4. 進行方向に注意

特にパタヤなどの一方通行が多い街では、反対方向へ行くソンテウに乗らないよう注意が必要です。


ソンテウ利用時のマナーと安全管理

  • 車内は禁煙: 公共の乗り物ですのでマナーを守りましょう。

  • 荷物への配慮: 混雑時はバックパックを前に抱えるなど、他の乗客のスペースを奪わないようにします。

  • 貴重品の保持: 開放的な車体のため、外から手を出されるリスクもゼロではありません。バッグはしっかり抱えておきましょう。


まとめ:ソンテウを使いこなして旅の達人に!

最初はハードルが高く感じるソンテウですが、一度コツを掴んでしまえば、これほど安くてエキサイティングな移動手段はありません。窓のない荷台から流れる風を感じながら、現地の街並みを眺める時間は、普通のタクシーでは味わえない旅の醍醐味です。

タイやラオスを訪れた際は、ぜひこの記事を参考にソンテウに挑戦してみてください。あなたの旅がより自由で、深いものになるはずです。