つむじの薄さをカバーするヘアスタイル&カット術|自然にボリュームアップする極意
「つむじが割れて地肌が目立つ」「トップがぺたんこで老けて見える」……。そんな悩みは、美容室でのオーダーの工夫と、毎日のスタイリング術で劇的に解消できます。
無理に隠そうとすると逆に不自然になりがちですが、**「毛流れのコントロール」と「錯視効果」**を利用すれば、驚くほど自然にふんわりとしたボリュームを手に入れることが可能です。
この記事では、つむじの薄さをカバーするおすすめのヘアスタイルから、プロ直伝のセット技まで詳しく解説します。
1. つむじの薄さをカバーする「3つのカット法則」
美容室でオーダーする際に、以下の3点を伝えると失敗が少なくなります。
① 「レイヤー(段)」を入れてトップを軽くする
髪が長い、または重すぎると、自重でトップが潰れてつむじが開いてしまいます。表面にレイヤーを入れることで、毛束が立ち上がりやすくなり、ふんわりとした動きが出ます。
② 「ショート〜ミディアム」の長さを維持する
髪は長いほど重力がかかります。つむじが気になる場合は、肩より上の長さに設定すると、根元からボリュームを出しやすくなります。
③ 前髪を厚めにとり、つむじ付近から持ってくる
「深めの前髪」を作ることで、つむじ周辺の髪を前へ持ってくることができます。これにより、つむじの割れ目を物理的に覆い隠すことが可能です。
2. 【男女別】おすすめのカバーヘアスタイル
男性のスタイル
ソフトモヒカン: サイドを短くし、中央にボリュームを集めることで、つむじの薄さをデザインの一部として馴染ませます。
アップバングショート: 前髪を立ち上げることで視線を顔の上に誘導し、つむじへの注目をそらします。
ショートマッシュ: つむじを中心に円を描くように重さを残し、地肌の露出を防ぎます。
女性のスタイル
ふんわりショートボブ: 後頭部に丸みが出るようにカットすると、つむじの割れ目が目立たなくなります。
分け目を作らないマッシュウルフ: 多方向から髪を重ねることで、どこがつむじか分からないスタイルにします。
パーマスタイル: 根元からパーマをかけるのが最も効果的です。毛の重なりが増え、地肌の透けを完璧にカバーできます。
3. プロ直伝!地肌を隠すスタイリング術
カットだけでなく、毎朝の「ひと手間」が大きな差を生みます。
「逆方向ドライ」で根元を立ち上げる
つむじの割れ目は、髪が寝ているために起こります。
つむじ周りを水で根元までしっかり濡らす。
**本来の毛流れと「逆方向」**に指で髪を引っ張りながら、ドライヤーの風を根元に当てる。
最後に冷風を当てて形を固定する。
分け目を「ジグザグ」にする
クシの先端を使い、分け目を直線ではなく「ジグザグ」になぞります。これだけで髪の根元が重なり合い、地肌の露出が瞬時に半減します。
マジックカーラーの活用
メイクをしている間に、つむじ周辺の毛を1〜2本のマジックカーラーで巻いておくだけで、プロ級のふんわり感が手に入ります。
4. 最終手段!便利なカバーアイテム
どうしても隠しきれない日や、大事なイベントの時には以下のアイテムも有効です。
ヘアファンデーション・パウダー: 地肌の色を髪色に近づけることで、コントラストを抑えて薄さを目立たなくします。
ポイントウィッグ: つむじ専用の小さなウィッグ。装着が簡単で、一瞬で10歳若返るようなボリュームが得られます。
まとめ:カットとセットの組み合わせで悩みは解決できる
つむじの薄さは、決して「隠せないもの」ではありません。
レイヤーカットで物理的に軽くする
ドライヤーで根元の「立ち上がり」を作る
分け目をジグザグにして錯視を利用する
これらを組み合わせることで、地肌の透けを気にせず自信を持って毎日を過ごせるようになります。まずは次回の美容室で「つむじの割れをカバーしたい」と相談することから始めてみませんか?
よくある質問(FAQ)
Q. パーマをかけると髪が傷んで逆効果になりませんか?
A. 最近は「プリカール(根元パーマ)」など、ダメージを抑えつつ根元だけを立ち上げる技術もあります。美容師に頭皮の状態を相談しながら進めれば、非常に有効な解決策になります。
Q. ハードスプレーで固めてもいいですか?
A. 根元を立ち上げた後に少量使うのは効果的ですが、重いスプレーをかけすぎると逆に重みで潰れてしまうことがあります。「根本に少しだけ」が鉄則です。
Q. 育毛剤とスタイリング剤は併用できますか?
A. 可能です。育毛剤を塗布して頭皮マッサージをした後、ドライヤーで乾かしてからスタイリング剤を使いましょう。