レザークラフトの始め方:革の種類と基本的な工具
レザークラフトは、革を使って財布・バッグ・小物などを手作りする趣味です。
自分だけのオリジナルアイテムを作れる楽しさや、手作りならではの温かみが魅力です。
この記事では、レザークラフトを始める前に知っておきたい革の種類と基本的な工具をわかりやすく解説します。
1. レザークラフトに使われる革の種類
レザークラフトでは、用途や仕上がりの雰囲気によって革を選ぶことが大切です。
① 牛革
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最も一般的で扱いやすい
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強度が高く、財布やバッグに最適
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種類:ステアハイド(厚め)、カーフ(柔らかめ)
② 豚革
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柔らかく通気性が良い
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バッグや小物、衣類にも使われる
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表面がやや毛穴が目立つが味わいがある
③ 山羊革
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軽くてしなやか、手触りが滑らか
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小物や手袋、財布に向いている
④ ヌメ革
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無染色・天然の革
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革本来の風合いを楽しめる
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時間とともに色や艶が変化し、**経年変化(エイジング)**を楽しめる
💡 ポイント:初心者は扱いやすく汎用性のある牛革やヌメ革から始めるのがおすすめです。
2. レザークラフトの基本工具
レザークラフトでは、革を切ったり穴を開けたり縫ったりするために、専用の工具が必要です。
必須工具
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カッター・革包丁
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革を切るための基本工具
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定規・カッティングマット
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正確に切るために必要
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穴あけポンチ
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革に穴を開けて縫いや金具を通す
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縫い針と糸(蝋引き糸)
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丈夫で長持ちする縫い糸
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目打ち
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縫う前に穴を開ける道具
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あると便利な工具
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トコノール・コバ処理剤:革の断面を滑らかにする
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ハンマー・木槌:ポンチや金具の打ち込みに使用
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型紙・チャコペン:デザインを革に写すときに便利
💡 ポイント:最初は基本の5つの工具だけで小物作りが十分楽しめます。
3. 初めての作品におすすめ
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コースターやキーケース、小銭入れなど
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小さな作品は失敗しても材料費が少なく、練習に最適
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基本の裁断・穴あけ・縫いの工程を一通り経験できる
4. レザークラフトを始めるポイント
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革の種類を理解して選ぶ
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用途や仕上がり感に合わせる
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工具の使い方を練習する
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切る・穴を開ける・縫うを順番に練習
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小さい作品から挑戦
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基本を押さえれば大きなバッグや財布も作りやすくなる
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5. まとめ
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レザークラフトは革の種類や工具を知ることで、より楽しめる
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牛革やヌメ革は初心者向きで扱いやすい
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基本工具5つがあれば、コースターやキーケースなどの小物作りから始められる
💬 ワンポイントアドバイス
初めてのレザークラフトは、小さく簡単な作品からスタート。
慣れてきたら革の種類や工具を増やして、バッグや財布など本格的な作品に挑戦すると楽しみが広がります。