編み物の基本:かぎ針編みと棒針編みでできること
編み物は手先を使う趣味として人気があり、かぎ針編みと棒針編みの2種類の方法があります。
どちらも布を作る手法ですが、特徴や作れる作品の幅が異なります。
この記事では、かぎ針編みと棒針編みの違い・できるもの・基本の使い分けを解説します。
1. かぎ針編みの特徴
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1本のかぎ針を使って編む
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編み目が立体的でモチーフ作りに向く
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短時間で小物や布片を作りやすい
かぎ針編みで作れるもの
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小物:ポーチ、バッグ、帽子、アクセサリー
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インテリア:コースター、マット、ドイリー
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衣類:ベストやカーディガンの一部、モチーフをつなげたショール
💡 ポイント:かぎ針編みは「モチーフを作ってつなぐ」作品作りが得意。細かい装飾や立体的なデザインに向いています。
2. 棒針編みの特徴
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2本の棒針を使って編む
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編み地が柔らかく伸縮性がある
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大きな布を作るのに適している
棒針編みで作れるもの
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衣類:セーター、カーディガン、靴下、手袋
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大判の布:マフラー、ブランケット、ストール
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パターンを工夫すればレースや模様編みも可能
💡 ポイント:棒針編みは「面で作る」作品作りが得意。柔らかく伸縮性のある編み地を作れるので、着心地の良い衣類向きです。
3. かぎ針編みと棒針編みの使い分け
特徴 | かぎ針編み | 棒針編み |
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使用針 | 1本のかぎ針 | 2本の棒針 |
編み目 | 立体的・モチーフ向き | 平面的・伸縮性あり |
作品例 | 小物・インテリア・装飾 | 衣類・大判布・靴下 |
時間 | 短時間で仕上がる | 大きいものは時間がかかる |
💡 まとめ:
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小物やモチーフを作りたい → かぎ針編み
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柔らかく伸縮性のある衣類を作りたい → 棒針編み
4. 編み物を始めるときの基本ポイント
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糸と針をそろえる
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糸の太さに合った針を選ぶと編みやすい
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基本の編み目を覚える
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かぎ針編み:鎖編み、細編み、長編み
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棒針編み:表編み、裏編み
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小さな作品から挑戦
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かぎ針ならコースター、棒針ならマフラーなど
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5. まとめ
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かぎ針編みはモチーフ・小物・立体装飾向き
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棒針編みは衣類や大きな布向きで、伸縮性のある作品が作れる
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目的に応じて使い分けることで、編み物の楽しみが広がる
💬 ワンポイントアドバイス
初心者はまず小さな作品で練習し、糸や針の感触をつかむと、失敗が少なくスムーズに編み物を楽しめます。