作曲初心者でも大丈夫!DTMソフトの選び方と基本的な使い方
「自分だけの曲を作ってみたい!」
そう思っていても、「何から始めたらいいんだろう?」「難しそう…」と、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたにぜひ知ってほしいのが「DTM(デスクトップミュージック)」です。パソコンとDTMソフトがあれば、誰でもプロのような音源を作ることができます。
今回は、これから作曲を始める方に向けて、自分にぴったりのDTMソフトの選び方と、今日から始められる基本的な使い方を分かりやすく解説します。
DTMソフトの選び方:まずは「無料」から始めよう!
DTMソフトには、有料のものから無料のものまでたくさんの種類があります。
「高いソフトを買って失敗したらどうしよう…」と心配になるかもしれませんが、最初は無料で始められるソフトから試してみるのがおすすめです。
無料で手に入るソフトでも、十分な機能を備えたものがたくさんあります。
1. 無料で始められるDTMソフト
GarageBand(ガレージバンド)
特徴: Apple製品(Mac、iPhone、iPad)に無料で標準搭載されています。直感的な操作が魅力で、初心者でもすぐに作曲を始められます。
おすすめポイント: 楽器の演奏経験がなくても、ループ音源を組み合わせるだけで簡単に曲の形を作れます。作曲の楽しさを知るには最適なソフトです。
Cakewalk by BandLab(ケークウォーク・バイ・バンドラボ)
特徴: Windowsユーザー向けの本格的なDTMソフトです。もともと有料ソフトでしたが、現在は無料で提供されています。
おすすめポイント: 無料とは思えないほど高機能で、プロの現場でも通用するレベルです。音作りにじっくり向き合いたい方におすすめです。
2. 有料のDTMソフト
無料ソフトを試してみて、「もっと本格的にやってみたい!」と思ったら、有料ソフトへのステップアップを検討してみましょう。有料ソフトは、より多くの楽器の音源やエフェクトが付属しており、作曲の幅が大きく広がります。
代表的なソフト: Ableton Live(エイブルトン・ライブ)、Steinberg Cubase(スタインバーグ・キューベース)、Apple Logic Pro(アップル・ロジック・プロ)、**Image-Line FL Studio(イメージ・ライン・エフエル・スタジオ)**など。
選び方のヒント:
音楽ジャンルで選ぶ: ヒップホップやEDMなど、打ち込み系の音楽ならAbleton LiveやFL Studio。バンドサウンドやオーケストラなど、幅広いジャンルならCubaseが人気です。
体験版を試す: ほとんどの有料ソフトには無料体験版があります。実際に触ってみて、自分にとって使いやすいソフトを選びましょう。
DTMソフトの基本的な使い方:3つのステップで曲を作ってみよう
DTMソフトの基本的な作曲手順は、どのソフトも共通しています。
ここでは、誰でもすぐにできる3つのステップをご紹介します。
ステップ1:ドラムでリズムの土台を作ろう
まず、曲のテンポを決めて、ドラムのリズムを打ち込みます。
DTMソフトには、あらかじめドラムの音源が入っているので、それを使ってリズムパターンを組み立てていきます。
ポイント: 最初から複雑なリズムにする必要はありません。「ドン・タッ・ドンドン・タッ」といったシンプルなリズムでも、立派な作曲の第一歩です。
ステップ2:ベースとコードでメロディーの伴奏を付けよう
次に、ドラムに合わせてベースラインとコード(和音)を打ち込んでいきます。
この2つを加えることで、曲に深みと広がりが生まれます。
ポイント: 「C」「G」「Am」「F」などの基本的なコード進行を調べて、打ち込んでみましょう。コード進行を変えるだけで、曲の雰囲気がガラッと変わる楽しさを味わえます。
ステップ3:メロディーを乗せてみよう
最後に、あなたの伝えたい気持ちや世界観を表現するメロディーを打ち込みます。
メロディーは、ピアノやギター、ストリングス(弦楽器)など、好きな音色を選んで打ち込んでみましょう。
ポイント:
「ハミング(鼻歌)」でメロディーを考え、それを鍵盤に当てはめていくと作りやすいです。
音源の音色を変えるだけで、同じメロディーでも全然違う曲に聞こえます。いろいろな音色を試して、あなたのイメージに合う音を探してみてください。
まとめ:難しく考えずに「楽しむ」ことから始めよう!
DTMは、特別な楽器の演奏スキルがなくても、あなたの頭の中にある音楽を形にできる素晴らしいツールです。
今回ご紹介したように、まずは無料で始められるDTMソフトを選んで、3つのステップで少しずつ作曲の楽しさを体験してみてください。
「正解」はありません。
あなたのアイデアとセンスで、自由に音を組み合わせていきましょう。
きっと、新しい趣味や自己表現の手段として、DTMがあなたの生活を豊かにしてくれるはずです。