酔って「立たない」のはなぜ?お酒がEDを引き起こすメカニズムと対処法
「お酒を飲むとなぜか勃たない…」「酔うと立たないのは普通のこと?」と悩んでいる方は少なくありません。実は、アルコールには勃起を妨げる複数の要因が隠されています。
今回は、お酒と勃起の関係について、そのメカニズムと対策をわかりやすく解説します。
1. 脳や神経の働きを鈍らせる
勃起は、単に肉体的な反応だけでなく、脳の指令が非常に重要です。性的興奮を感じると、脳から神経を通じて陰茎に「血液を送り込め」という信号が送られ、勃起が起こります。
しかし、アルコールには中枢神経を麻痺させる作用があります。飲みすぎると、脳からの指令がうまく伝わらなくなり、性的刺激を感じにくくなったり、勃起に必要な信号が届きにくくなったりします。
2. 血流を悪化させる
勃起には、陰茎へのスムーズな血流が不可欠です。アルコールを摂取すると、体内の水分が失われ、血液がドロドロになりやすくなります。これにより、陰茎の血管が十分に拡張せず、血液が流れ込みにくくなってしまいます。その結果、勃起が弱くなったり、途中で中折れする原因になります。
3. ホルモンバランスを乱す
過剰な飲酒は、男性ホルモンであるテストステロンの生成を抑制することがあります。テストステロンは性欲や勃起機能に深く関わるホルモンです。テストステロンの量が減少すると、性欲の低下やED(勃起不全)に繋がる可能性があります。
飲みすぎによる悪循環
酔って「立たない」経験が続くと、「またダメだったらどうしよう…」という不安やプレッシャーを感じるようになります。こうした精神的なストレスは、心因性EDを引き起こす原因となり、お酒を飲んでいない時でも勃起しにくくなる悪循環に陥ることがあります。
いますぐできる対策と解決策
お酒が原因で勃起しにくいと感じているなら、以下の対策を試してみましょう。
性行為の前の飲酒を控える
特に、泥酔するほどの飲酒は避けましょう。
適量を守る
少量のお酒はリラックス効果をもたらすこともありますが、飲みすぎは禁物です。
専門医に相談する
「どうにもならない」と感じたら、一人で悩まずにED専門のクリニックに相談してみましょう。適切なアドバイスや治療法が見つかるかもしれません。
まとめ
お酒を飲んだときに勃起しにくくなるのは、脳や神経、血流、そしてホルモンバランスに影響を与えるためです。飲みすぎは一時的な症状だけでなく、長期的なEDの原因にもなりかねません。
自身の体調をよく観察し、無理のない飲酒を心がけることが大切です。もし不安を感じるようなら、早めに専門家へ相談してみてください。