賢いオフィス選びの新常識!「居抜きオフィス」でコストも手間も大幅削減!
新しいオフィスを探している皆さん、「居抜きオフィス」という選択肢をご存知ですか?「でも、どんなメリットがあるの?」「デメリットはないの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんね。
この記事では、居抜きオフィスの魅力から、見つける際のポイント、さらには契約時に注意すべきことまで、あなたのオフィス探しを成功に導くための情報をまるっと解説します。賢くお得に、理想のオフィスを手に入れましょう!
そもそも「居抜きオフィス」ってどんなオフィス?
「居抜き」という言葉、飲食店などで耳にしたことがあるかもしれませんね。オフィスにおける居抜きとは、前のテナントが使っていた内装や什器(オフィス家具、OA機器など)がそのまま残された状態で貸し出される物件のことです。
通常、オフィスを借りる場合は、スケルトン(内装が何もないコンクリート打ちっぱなしの状態)から内装工事を行うのが一般的です。これには莫大な費用と時間がかかります。しかし、居抜きオフィスなら、その手間やコストを大幅に削減できる可能性があるんです!
居抜きオフィスのメリット:なぜ賢い選択肢なの?
居抜きオフィスには、特にスタートアップや中小企業にとって魅力的なメリットがたくさんあります。
初期費用を大幅に削減できる
内装工事費の削減:これが最大のメリットです!通常数百万円から数千万円かかる内装工事費が不要、または最小限で済みます。
什器購入費の削減:デスク、椅子、パーテーション、照明などがそのまま使える場合、これらを新たに購入する費用も浮きます。
入居までの期間を短縮できる
内装工事の期間が必要ないため、契約からスピーディーに入居し、業務を開始できます。急な移転や事業拡大にも柔軟に対応しやすいです。
内見時に「働くイメージ」がしやすい
実際に使われていた状態を見ることで、デスク配置や動線など、入居後の具体的な働き方をイメージしやすくなります。
原状回復義務の負担が少ない場合も
次のテナントも居抜きで入居する前提であれば、退去時の原状回復義務が緩和される(スケルトンに戻す必要がないなど)可能性もあります。これは、将来的な退去コストを抑えることに繋がります。
居抜きオフィスのデメリットと注意点:知っておくべきリスク
魅力的な居抜きオフィスですが、もちろんデメリットや注意すべき点もあります。後で後悔しないために、しっかり把握しておきましょう。
レイアウトやデザインの自由度が低い
既存の内装や什器に合わせて利用することになるため、独自のこだわりを反映しにくい場合があります。大幅な変更には費用がかかります。
設備の劣化や不具合のリスク
前のテナントが使用していた設備(エアコン、給排水設備、照明など)の劣化状況を確認する必要があります。入居後に故障した場合、修繕費用が発生する可能性があります。
前のテナントのイメージを引き継ぐことも
内装やデザインが、前のテナントの事業内容や企業文化を反映している場合があります。自社のブランドイメージと合わない場合は、部分的な改修が必要になることも。
希望するエリアや広さで見つかりにくい場合も
一般的な賃貸オフィスに比べて、市場に出回る物件数が限られています。希望する条件にぴったりの物件を見つけるには、時間と根気が必要になることもあります。
契約内容の確認が重要
残置物(残された什器など)の所有権や、退去時の原状回復義務の範囲など、通常の賃貸契約とは異なる特別な取り決めがある場合が多いです。必ず契約書を細部まで確認しましょう。
失敗しない「居抜きオフィス」選びのポイント
居抜きオフィスのメリットを最大限に活かし、デメリットを最小限に抑えるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
ポイント1:内見時は「チェックリスト」を持って徹底確認!
見た目の良さだけでなく、機能面や状態をしっかり確認しましょう。
設備の状態:エアコンは正常に作動するか、水回りに不具合はないか、照明は全て点灯するかなど、実際に動かして確認しましょう。
什器の状態:残置物となるデスクや椅子に大きな破損や汚れはないか、OA機器は使える状態か。不要な什器の処分費用が発生しないか確認。
壁や床、天井の状態:目立つ汚れ、傷、水漏れの跡などがないか。
通信環境:インターネット回線の種類や配線状況、携帯電話の電波状況も確認しておきましょう。
ゾーニング(区画分け):会議室、執務スペース、休憩スペースなどの区画が、自社の働き方に合っているか。
ポイント2:「残置物」と「付帯設備」の違いを理解する
居抜きオフィスでは、「残置物」と「付帯設備」という言葉が重要になります。
残置物:前のテナントが「置いていった物」。所有権は前のテナント(または次の入居者)に移ることが多く、故障時の修繕義務は貸主にはありません。不要な場合は、自分で撤去費用を負担する必要があることも。
付帯設備:建物の設備として「貸主が設置している物」。エアコンや照明など、貸主が管理・修繕義務を負います。
内見時に、何が残置物で何が付帯設備なのかをしっかり確認し、故障時の責任範囲を明確にしておくことが大切です。
ポイント3:契約書は隅々まで確認!特に「原状回復義務」
居抜きオフィスの契約では、通常の賃貸借契約に加えて、残置物の扱いや退去時の原状回復義務に関する特別な条項が盛り込まれていることがほとんどです。
残置物の引継ぎ条件:引き継ぐ残置物のリスト、その状態、故障時の対応などを書面で確認。
原状回復義務の範囲:スケルトン渡しなのか、居抜き状態での返却で良いのか、明確に合意形成を行い、書面に残しましょう。
分からない点があれば、必ず契約前に不動産会社や弁護士に相談するなどして、疑問を解消してください。
居抜きオフィスは「賢い選択肢」!ぜひ検討を
居抜きオフィスは、初期費用と入居までの時間を大幅に節約できる、非常に魅力的な選択肢です。特に「とにかく早くオフィスを構えたい」「初期費用を抑えて事業に投資したい」と考えている企業にとって、これほど心強い味方はないでしょう。
ただし、その特性を理解し、入念な下調べと確認を行うことが成功の鍵となります。この記事でご紹介したポイントを参考に、あなたにとって最適な居抜きオフィスを見つけて、新しいビジネスのスタートを加速させてくださいね!