「ニトリの家具が臭い！」を解消！気になる匂いの原因と実際に効果があった対処法を徹底解説
新しい家具を買って、いざ部屋に置いてみたら「なんだか変な匂いがする…」とがっかりした経験はありませんか？ 特にニトリの家具は、手頃な価格で人気ですが、購入後に「匂いが気になる」という声を聞くことがあります。
「この匂い、体に悪くないのかな？」「どうやったら匂いが消えるんだろう？」
この記事では、ニトリの家具に限らず、新しい家具特有の匂いの正体と原因を解説し、さらに実際に効果があった匂いの取り方や対処法を詳しくご紹介します。せっかく手に入れた新しい家具を、快適な空間で気持ちよく使えるように、ぜひ参考にしてくださいね！
新しい家具が「臭い」と感じる原因とは？
新しい家具、特に木製家具や合板家具から放たれる独特の匂いは、主に以下の物質が原因となっています。
1. ホルムアルデヒド（接着剤や塗料）
- 正体: 合板やパーティクルボードなどの木材加工品を製造する際に使われる接着剤や、家具の塗装に使われる塗料に含まれる化学物質です。
- 特徴: 刺激臭があり、目がチカチカしたり、喉がイガイガしたりする「シックハウス症候群」の原因の一つとも言われています。時間が経つと徐々に揮発していきます。
- ニトリの対策: ニトリを含む多くの大手家具メーカーは、現在ではホルムアルデヒドの発散量が非常に少ない「F☆☆☆☆（エフフォースター）」などの基準をクリアした素材を使用しています。しかし、完全にゼロではないため、敏感な人は匂いを感じることがあります。
2. VOC（揮発性有機化合物）
- 正体: 塗料、接着剤、防腐剤、ワックスなどに含まれる様々な有機化合物（トルエン、キシレンなど）の総称です。
- 特徴: 化学物質特有のツンとした匂いや、油のような匂いを感じることがあります。ホルムアルデヒドと同様に、時間の経過とともに揮発していきます。
3. 木材そのものの匂い
- 正体: 木材そのものが持つ自然な匂いです。
- 特徴: 木の種類によっては独特の強い匂い（例えば、ヒノキの香りなど）を発するものもあります。化学物質の匂いとは異なり、体への害は少ないとされますが、好みが分かれることもあります。
4. 製造過程や運搬時の匂い
- 正体: 製造工場や倉庫の匂い、梱包材の匂い、輸送中の車内の匂いなどが家具に付着している場合があります。
- 特徴: カビ臭い、倉庫のような匂い、段ボールの匂いなど、一時的なものです。
「ニトリの家具が臭い」を解消！実際に効果があった対処法
それでは、具体的に匂いを軽減・除去する方法を見ていきましょう。焦らず、段階的に試すことが大切です。
1. 基本中の基本！「換気」を徹底する
最も手軽で効果的な方法です。
- 窓を開ける: 家具を置いた部屋の窓を全開にし、可能であれば対角線上の窓も開けて空気の通り道を作ります。
- 扇風機やサーキュレーターを活用: 空気の循環を促すために、扇風機やサーキュレーターを回すとさらに効果的です。家具の引き出しや扉も開け放しておきましょう。
- 期間: 1日に数時間、数日間〜1週間程度は続けると良いでしょう。特に購入直後は集中的に行うのがおすすめです。
2. 匂いを吸着させるアイテムを置く
科学的な吸着剤や自然素材の吸着剤を活用します。
- 活性炭: 消臭効果が高いことで知られています。引き出しの中や、家具の裏側など、匂いがこもりやすい場所に置きます。
- 重曹: 小皿に広げて置いたり、布袋に入れて引き出しに入れたりします。匂いを吸着する効果があります。定期的に交換しましょう。
- コーヒーの出がらし・茶葉の出がらし: 乾燥させて布袋に入れ、匂いの気になる場所に置きます。自然な吸着剤として機能します。カビが生えないよう、しっかり乾燥させることが重要です。
- 玉ねぎ: 半分に切った玉ねぎを置くと、その匂いが周囲の匂いを吸着するという民間療法もあります。ただし、玉ねぎ自体の匂いが強いため、短期間の緊急対策として使用し、使用後はしっかり換気しましょう。
3. 匂いを分解・中和させるスプレーを使用する
市販の消臭スプレーや自然由来のものを活用します。
- 柿渋エキス配合の消臭スプレー: 柿渋には強力な消臭・抗菌作用があると言われています。家具に直接スプレーする際は、目立たない場所で色落ちやシミにならないか試してから使用しましょう。
- 竹炭スプレー: 竹炭も消臭効果が期待できます。
- お酢を薄めた水: 水で薄めたお酢（酢水）をスプレーし、乾いた布で拭き取ります。お酢の匂いは揮発するので残りにくいです。抗菌作用も期待できます。
4. 天日干し・陰干し（可能な場合）
小型の家具や部品であれば、屋外で風に当てるのが効果的です。
- 直射日光は避ける: 家具の色褪せや変形の原因になるため、直射日光は避け、風通しの良い日陰で干しましょう。
- 雨の日は避ける: 湿気は家具の劣化やカビの原因になります。
5. 引き出しや裏側まで拭き掃除する
意外と見落としがちな、家具の細部にも匂いが染み付いていることがあります。
- 水拭き＋乾拭き: 固く絞った布で、引き出しの裏側や家具の背面、底面などを丁寧に水拭きし、その後乾拭きします。
- アルコールスプレー: 家具の素材によっては、アルコール除菌スプレーを軽く吹き付け、拭き取るのも効果的です（色落ちしないか必ず事前にテスト）。
6. 家具の表面をコーティングする（最終手段）
匂いがなかなか取れない場合の最終手段として、家具用のシーラーやコーティング剤を塗布する方法もあります。
- 効果: 表面に膜を張ることで、匂い成分の放出を抑える効果が期待できます。
- 注意点: 家具の質感や色が変わる可能性があるので、必ず目立たない場所で試してから行いましょう。また、専門知識が必要な場合もあります。
匂い対策の「NG行動」
- 香りの強い芳香剤でごまかす: 匂いの上に別の匂いを重ねると、かえって不快な複合臭になることがあります。
- 換気をしないまま放置: 匂い成分が部屋に充満し、健康にも影響を与える可能性があります。
- 濡れたままにする: カビの発生や家具の劣化に繋がります。
まとめ：諦めないで！適切な対策で快適な家具ライフを
新しい家具特有の匂いは、ホルムアルデヒドやVOCなどが主な原因ですが、適切な対策を講じれば十分に軽減・除去することが可能です。
まずは「換気」を徹底し、次に「吸着剤」や「消臭スプレー」を試してみましょう。小型の家具であれば「天日干し」も効果的です。
「ニトリの家具が臭い！」と諦める前に、ぜひこれらの対処法を試してみてください。きっと、あなたのお部屋がより快適で、新しい家具を心ゆくまで楽しめる空間になるはずです！