まさか日中に光る!?移動式オービス、見落としがちなサインと賢い対策


「移動式オービスって、夜じゃないと光らないんでしょ?」

「日中に光っても、気づかないんじゃないかな?」

そんな風に思っているあなた、実はそれ、大きな間違いかもしれません!

近年、取り締まりの主流になりつつある移動式オービスは、日中でもしっかり光って、速度違反を取り締まります。しかし、その光り方は従来のオービスとは異なり、ドライバーが見落としやすい工夫がされていることも。

この記事では、日中の移動式オービスが光る瞬間に気づけるのかどうか、見落としやすい理由、そして賢く安全運転を続けるための対策について、詳しく解説していきます。


移動式オービスってどんなもの?従来のオービスとの違い

まず、移動式オービスがどのようなものか、簡単に理解しておきましょう。

従来のオービス(固定式)

高速道路や幹線道路の上部に設置された、大きな箱型のカメラを想像する人が多いでしょう。

  • 設置場所: 事前に設置場所が公表されており、標識などでドライバーに警告されます。
  • 見た目: 大きくて目立つため、存在に気づきやすいです。
  • 光り方: 違反車両を検知すると、昼夜問わず**「バシャッ!」と強い赤い光**を放ち、比較的気づきやすいとされています。

移動式オービス(可搬式オービス、半固定式オービスなど)

これに対して移動式オービスは、その名の通り「移動できる」のが最大の特徴です。

  • 設置場所: 神出鬼没で、通学路、生活道路、見通しの悪いカーブ、トンネルの出口など、従来のオービスでは設置が難しかった場所にも現れます。
  • 見た目: コンパクトな装置が多く、一見すると測量機器や工事機材のように見え、オービスだと気づきにくいように工夫されています。三脚に載せられた小型のカメラ、あるいは路肩に置かれた目立たない箱型など、様々なタイプがあります。
  • 光り方: 従来のオービスとは異なり、赤い光ではなく、目に見えにくい「赤外線」が主流です。

この「光り方」の違いが、日中の取り締まりで気づきにくい最大の理由になります。


日中の移動式オービスが「光った!」と気づけるの?見落としがちな理由

結論から言うと、日中の移動式オービスの光に**「気づかない」ドライバーは非常に多い**です。その理由は、従来のオービスとは異なる、移動式オービスならではの特性にあります。

1. 「赤い強い光」ではない!赤外線が主流

従来のオービスが放つ「バシャッ!」という強い赤い光は、昼間でもかなり目立ちます。しかし、移動式オービスが使用する光は、ほとんどが肉眼では見えにくい赤外線ストロボです。

  • 人間の目には見えにくい: 特に日中は、太陽光の影響で赤外線の光はさらに見えにくくなります。「光った気がする…?」と思っても、気のせいだと感じてしまうことも多いでしょう。
  • 夜間も控えめ: 夜間でも、従来のオービスのような強烈な光ではなく、一瞬チカッと光る程度で、ルームミラー越しでは気づかないこともあります。

2. コンパクトで目立たない設置場所

移動式オービスは、目立たないように設置されることが多いです。

  • 車の陰や植え込みの奥: 路肩の停止車両の陰や、植え込みの裏など、ドライバーの視界に入りにくい場所に隠されていることがあります。
  • 私服の警察官が操作: 制服の警察官が警戒棒を持って立っているわけではないため、取り締まりが行われているという雰囲気がなく、警戒心が薄れがちです。

3. ドライバーの「まさかここに?」という油断

従来のオービスの設置場所を覚えているドライバーは多いですが、移動式オービスは予測できない場所に現れます。

  • 生活道路での油断: 「こんな狭い道で取り締まりなんてないだろう」という心理的な油断が、見落としにつながります。
  • 目視確認が難しい: 高速走行中に小さな装置を発見し、それがオービスだと瞬時に判断するのは非常に困難です。

これらの理由から、日中に移動式オービスに速度を測定されても、「光った」ことに気づかないまま後日通知が届く、というケースが多発しているのです。


見落としを防ぐ!移動式オービス対策と安全運転のポイント

では、移動式オービスによる取り締まりを見落とさずに、安全に運転するにはどうすれば良いのでしょうか。

1. 最も効果的な対策は「法定速度の厳守」

どんなオービスであろうと、そしてどんなに目立たないように設置されていようと、**法定速度を守っていれば取り締まりの対象にはなりません。**これが、最も確実で、唯一の対策です。

  • 「急いでいるから」「みんなも出してるから」といった理由で速度を出すのはやめましょう。
  • 特に、通学路や生活道路など、子供や歩行者が多い場所では、法定速度以下で走行するくらいの意識が大切です。

2. GPSレーダー探知機やアプリの活用

全ての移動式オービスに対応しているわけではありませんが、有効なツールの一つです。

  • レーダー探知機: 一部の最新モデルでは、移動式オービスの電波を検知して警告してくれる機能を持つものもあります。ただし、完全に全てのタイプに対応しているわけではない点に注意が必要です。
  • 交通情報アプリ: リアルタイムで取り締まり情報が共有されるアプリもあります。しかし、情報が常に最新とは限らないため、あくまで参考程度に利用しましょう。

これらのツールは、あくまで補助的なものとして利用し、「警告されたら速度を落とす」という使い方ではなく、常に安全運転を心がけるためのサポートとして活用しましょう。

3. 変化に気づく「注意深い運転」を心がける

日頃から周囲の状況に気を配る運転を意識することで、オービス以外の危険も回避できます。

  • 不審な車両や停車中の車に注意: 路肩に不自然に停まっている車両や、作業中のように見える車には、少し注意を払ってみましょう。
  • 三脚や箱型の物体に注目: 道路脇に設置された見慣れない三脚や箱型の物体は、移動式オービスの可能性があるので、注意深く観察する習慣をつけましょう。
  • 標識の見落としをなくす: 速度制限の標識はもちろんのこと、見通しの悪いカーブや、事故多発地点などの警告標識にも注意を払い、速度を落とすきっかけにしましょう。

4. 地域の情報をチェックする

警察署のウェブサイトや、地域の交通安全に関する情報、SNSの交通系アカウントなどで、移動式オービスによる取り締まり強化区域や時間帯が告知されることもあります。地元の情報をこまめにチェックしてみるのも良いでしょう。


まとめ:安全は足元から!日中も油断せず、賢く安全運転を

移動式オービスは、私たちの身近な道路にも潜んでいます。そして、日中でも「光った」ことに気づかないまま速度違反を測定されているケースは決して少なくありません。

重要なのは、オービスに怯えて運転することではなく、常に法定速度を厳守し、周囲の安全に最大限配慮した運転を心がけることです。

「もしかしたら、ここにいるかも?」という意識を少し持つだけでも、速度への意識は変わるはずです。私たちドライバー一人ひとりが安全運転を心がけることが、交通事故を減らし、みんなが安心して暮らせる社会につながります。

さあ、今日から改めて、足元の速度計を意識して、賢く安全運転を続けていきましょう!

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