雷が鳴っている時、家の中でスマホを使うのは危険? 落雷時の正しい行動を解説!


ゴロゴロと遠くで聞こえ始めたかと思えば、ピカッと光ってドーン! と大きな音が響き渡る雷。特に夏の夕立時などは、急な雷雨に遭遇することも多いですよね。そんな時、「家の中にいれば安全だから大丈夫」と思いつつも、「スマホを触るのは危険なのかな?」と不安に感じたことはありませんか?

「まさか家の中にいるのに、スマホが原因で感電するなんてことあるの…?」

この記事では、雷が鳴っている時に家の中でスマホを使うことの危険性について、誤解を解消しながら詳しく解説します。さらに、落雷から身を守るための正しい行動や注意点もお伝えします。いざという時に慌てないよう、適切な知識を身につけておきましょう!


雷が鳴っている時、家の中でスマホを使うのは本当に危険?

結論から言うと、現代のスマホを充電せずに単体で使用する分には、基本的に危険性は低いと考えられています。しかし、いくつかの状況においては注意が必要です。

基本的に安全な理由

  • 無線通信である: スマホは基地局と電波でつながる無線通信機器です。雷は有線(電気や電話のコードなど)を伝わる性質があるため、無線であるスマホ単体では感電のリスクはほとんどありません。
  • 金属部分が少ない: 昔の固定電話のように、雷が伝わりやすい金属部分が少ないことも、リスクが低い理由です。

ただし、注意が必要なケース!

危険性が低いとはいえ、以下の状況では感電のリスクがゼロではありません。

  1. 充電しながら使用する時:
    • スマホを充電器に繋いでいる場合、充電器はコンセントに接続されています。落雷によって家屋に過電流が流れ込んだ場合、コンセントを通じて充電器、そしてスマホへと電気が伝わり、感電する可能性があります。
    • パソコンやタブレットも同様に、電源ケーブルを接続している場合は危険性が高まります。
  2. 有線イヤホンを使用する時:
    • スマホ自体は無線でも、充電しながら有線イヤホンを使用している場合、万が一充電器を通じて電気が流れた際に、イヤホンを伝って感電するリスクが考えられます。
  3. 窓際や玄関、ベランダなど、屋外に近い場所で使う時:
    • 家の中とはいえ、窓ガラスやドア、網戸などは直接屋外と接しています。落雷の衝撃波や、ごくまれに窓枠などを伝って電流が流れ込む可能性も否定できません。特に金属製の窓枠や網戸の近くは注意が必要です。
  4. アースされていない家電製品の近くで使う時:
    • 冷蔵庫や洗濯機など、アース線が繋がれていない大型家電の近くにいる場合、落雷による過電流で家電が故障し、その家電に触れることで感電するリスクも考慮されます。

落雷から身を守る!家の中での正しい行動

雷が鳴り始めたら、まずは以下のポイントを実践しましょう。

  1. 全ての電化製品から離れる:
    • テレビ、冷蔵庫、洗濯機、パソコンなど、**コンセントに繋がっている電化製品からは距離を取りましょう。**特にコード類には触れないようにします。
    • 可能であれば、雷サージ対応の電源タップを使用し、重要な電化製品のコンセントを抜いておくのが理想的です。(ただし、雷がすぐ近くに落ちている場合は、コンセントを抜く行為自体が危険を伴うため、無理は禁物です。)
  2. 壁や柱、窓から離れる:
    • 家屋に落雷があった場合、電流は壁の中の配線や、柱、金属製の建材などを伝わることがあります。壁や柱から1m以上離れるのが安全とされています。
    • 窓ガラスは割れる可能性もあるため、窓際から離れ、カーテンやブラインドを閉めておくと良いでしょう。
  3. 電話の使用を控える(固定電話の場合):
    • 固定電話は電話線を通じて雷が流れ込む可能性があるため、使用は控えるべきです。
    • IP電話や光電話の場合は、光ファイバー自体は電気を通さないため比較的安全ですが、ONU(回線終端装置)などの機器がコンセントに繋がっているため、注意が必要です。
  4. お風呂やシャワー、炊事も控える:
    • 水道管を通じて雷が流れ込む可能性は低いですが、万が一の感電を防ぐため、雷が鳴っている間は、シャワーを浴びたり、お風呂に入ったり、炊事をしたりするのは避けた方が安全です。

安全な場所はどこ?

  • 家の中で最も安全なのは、部屋の中央部分で、壁や窓から離れた場所です。
  • 木造の一戸建て住宅は比較的安全とされていますが、それでも油断は禁物です。

落雷時の情報収集と注意点

雷情報の確認

  • 近年では、気象庁のウェブサイトやスマートフォンアプリで、雷ナウキャストなどリアルタイムの雷情報を確認できます。雷の危険が迫っているかどうかを把握し、早めに安全な場所へ避難しましょう。

雷の終わりを見極める

  • 雷が去ったかどうかは、「ゴロゴロ」という音が聞こえなくなってから20〜30分程度様子を見るのが目安です。雷は一度鳴り止んでも、再び活動が活発になることがあるため、すぐに油断せず、安全を確認してから行動を再開しましょう。

まとめ:家の中でも油断せず、賢く身を守ろう!

雷が鳴っている時に家の中でスマホを単体で使うこと自体は、現代では比較的安全とされています。しかし、充電しながらの使用や、窓際での使用はリスクが高まるため、注意が必要です。

落雷時には、電化製品から離れ、壁や窓から距離を取り、お風呂や炊事も控えるといった基本的な行動を徹底することが、自分自身と家族の安全を守る上で何よりも重要です。

天気予報や雷情報をこまめにチェックし、いざという時に冷静に対処できるよう、これらの知識をぜひ役立ててくださいね!

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