うなぎは赤ちゃんに何歳から？アレルギーや喉詰まりのリスクを徹底解説！

夏バテ予防や滋養強壮に、ふっくら美味しい「うなぎ」。家族みんなで食卓を囲む時、「赤ちゃんにも食べさせてあげたいな…」と思うパパやママも多いのではないでしょうか。でも、うなぎは骨があったり、脂が多かったりするから、いつから食べさせて良いのか迷ってしまいますよね。

ここでは、赤ちゃんにうなぎを食べさせる際の適切な開始時期や、特に注意したいアレルギー、喉詰まりのリスク、そして安全に食べさせるための工夫を詳しく解説します。大切な赤ちゃんのために、正しい知識を身につけてうなぎを楽しみましょう！

一般的に、赤ちゃんにうなぎを食べさせるのは1歳半以降が目安とされています。しかし、できれば2歳頃まで待つ方が、より安全に食べさせられるでしょう。

うなぎは栄養満点ですが、同時に脂質が多く、消化に負担がかかりやすい食材です。赤ちゃんの消化器官はまだ未熟なので、消化不良を起こしたり、お腹を壊したりする可能性があります。1歳半を過ぎると消化機能もだいぶ発達してきますが、心配な場合は2歳頃まで様子を見るのが安心です。

うなぎには、小骨が多く含まれています。たとえ調理時に取り除いたつもりでも、目に見えない小さな骨が残っていることも。赤ちゃんはまだ噛む力が弱く、飲み込む力も未熟なため、小骨による喉詰まりのリスクが考えられます。

うなぎを与える際には、特に「アレルギー」と「喉詰まり」の二つのリスクに注意が必要です。

うなぎは特定原材料28品目には含まれていませんが、魚介類に分類されるため、アレルギーを起こす可能性はゼロではありません。

初めて食べさせる時:
- ごく少量から始め、他の食材とは混ぜずに単独で与えましょう。
- 体調の良い日の午前中に与え、食後にアレルギー症状（じんましん、湿疹、嘔吐、下痢、咳、呼吸困難など）が出ないか、数時間〜24時間程度様子を見てください。
- 症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
他の魚でアレルギーが出たことがある場合:
- 他の魚でアレルギーが出たことがある赤ちゃんは、うなぎでもアレルギーを起こす可能性が高まります。かかりつけの小児科医に相談してから与えるようにしましょう。

うなぎの小骨による喉詰まりは、非常に危険です。

骨を徹底的に取り除く:
- 市販の蒲焼きを使用する場合でも、必ず身をほぐして、目視と指先で触って、一本残らず小骨を取り除いてください。 小さな骨でも油断は禁物です。
- 骨を取り除いた後は、さらに細かく刻んだり、すりつぶしたりして、ペースト状にしてから与えるようにしましょう。
食べる時の姿勢と見守り:
- 必ず、赤ちゃんをイスに座らせ、姿勢を安定させてから与えましょう。
- 食事中は目を離さず、一口の量が多いと喉に詰まりやすいため、少量ずつ与えてください。
- 焦って食べさせたり、泣いている時に与えたりするのは避けましょう。

アレルギーや喉詰まりのリスクを減らし、安全にうなぎを食べさせるための具体的な工夫をご紹介します。

徹底的な下処理:
- うなぎは必ず、皮と骨を完全に除去してから使いましょう。市販の蒲焼きでも、皮と骨は取り除くのが鉄則です。
- 身は、ペースト状にするか、ごく細かく刻んで、赤ちゃんが噛まずに飲み込めるくらいの状態にしてください。
少量からスタート:
- 初めて与える際は、耳かき1杯程度のごく少量から始め、徐々に量を増やしていきましょう。
他の食材と混ぜる:
- うなぎの脂質を薄め、消化の負担を減らすために、おかゆや野菜スープ、豆腐など、消化に良い他の食材と混ぜて与えるのがおすすめです。
- 味が濃すぎる場合は、お湯で薄めたり、煮込んだりして、味付けを控えめにしましょう。
アレルギー対応済みのベビーフードを検討:
- もし、自分で調理するのが不安な場合は、アレルギー対応や月齢に合わせたベビーフードのうなぎ入りメニューを検討するのも一つの方法です。ただし、こちらも必ず表示をよく確認しましょう。
体調が良い時に与える:
- 赤ちゃんが風邪をひいていたり、体調が優れない時は、消化に負担がかかるため、うなぎを与えるのは避けましょう。

うなぎは栄養豊富な食材ですが、赤ちゃんに与える際には、開始時期、アレルギー、喉詰まりのリスクに十分な注意が必要です。

これらのポイントを守りながら、大切な赤ちゃんに、安全で美味しい「うなぎデビュー」をさせてあげてくださいね。少し大きくなって、家族みんなでうなぎを美味しく食べられる日が来るのが楽しみですね！

yume-wo-kataru.com