「お父さん、いつもありがとう!」父の日っていつ?由来や世界の祝い方をご紹介

 

毎年6月になると、「父の日っていつだっけ?」と考える方も多いのではないでしょうか。母の日に比べて、ちょっぴり影が薄いと感じることもあるかもしれませんが、日頃の感謝をお父さんに伝える、とても大切な日ですよね。

この記事では、父の日いつなのかという基本から、その由来、そして世界ではどのように祝われているのかといった事情まで、詳しくご紹介します。今年の父の日は、ぜひお父さんに「ありがとう」の気持ちを込めて、素敵な一日をプレゼントしてみませんか?

1. 日本の「父の日」はいつ?

日本では、父の日は毎年6月の第3日曜日と定められています。

日付は年によって変わるので、毎年確認が必要です。

  • 例えば、来年の父の日は、6月15日(日)です。

うっかり忘れてしまわないように、カレンダーやスマートフォンのリマインダーに登録しておくと安心ですね。

2. 「父の日」の由来:感謝の気持ちから生まれた記念日

父の日の起源は、20世紀初頭のアメリカにあります。

(1) アメリカでの誕生秘話

1909年、アメリカのワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッドという女性が、牧師である父の日の礼拝中に、「母の日があるなら、父の日があってもいいはずだ」と思いついたのが始まりとされています。

ソノラは、南北戦争に従軍し、男手一つで6人の子供を育て上げた父親に深い敬意と感謝の気持ちを抱いていました。彼女は地元の教会に働きかけ、1910年6月19日に、初めての「父の日」の祝典が開催されました。

(2) 全米、そして世界へ

その後、徐々に全米に広まっていき、1972年にはニクソン大統領によって、6月の第3日曜日が正式に「父の日」として国の記念日に制定されました。このアメリカでの動きが、やがて世界中へと広まっていったのです。

3. 「父の日」に贈るシンボルカラーとプレゼント

父の日には、母親を亡くしたソノラが、父親が教会で白いバラを身につけていたことにちなんで、白いバラを贈る習慣が生まれました。存命の父には赤いバラを、亡くなった父には白いバラを贈るとされています。

現在では、バラの色にこだわるだけでなく、日頃の感謝を込めて様々なプレゼントが贈られます。

  • 定番のプレゼント: ネクタイ、シャツ、お酒、グルメギフト、健康グッズ、趣味のアイテムなど。
  • 手作りのプレゼント: 手紙、メッセージカード、似顔絵、手料理など、心を込めた贈り物も大変喜ばれます。

大切なのは、金額や品物ではなく、「お父さん、いつもありがとう」という感謝の気持ちを伝えることです。

4. 世界の「父の日」事情:ユニークな祝い方

父の日世界各国で祝われていますが、日付や祝い方にはそれぞれの文化が反映されています。

  • ドイツ:
    • 日付: 復活祭から40日後の「キリスト昇天祭」(5月か6月の木曜日)
    • 祝い方: 「男の日(メンナーターグ)」とも呼ばれ、男性だけで集まって、飲んだり歌ったりして盛大にお祝いします。地域によっては、ワゴンに食料や酒を積んでピクニックに出かける風習もあります。
  • タイ:
    • 日付: 12月5日(プミポン前国王の誕生日)
    • 祝い方: 国王の誕生日が父の日とされており、黄色の服を着て国王を称え、家族でお寺に行ったり、親に花を贈ったりします。国民的な祝日でお祭りムードになります。
  • イタリア:
    • 日付: 3月19日(聖ヨセフの日)
    • 祝い方: 聖ヨセフはイエス・キリストの養父であることから、父の日とされています。伝統的なお菓子「ゼッポレ」を食べる習慣があり、街中が甘い香りに包まれます。
  • 韓国:
    • 日付: 5月8日(父母の日)
    • 祝い方: 父の日と母の日を区別せず、「父母の日」として両親に感謝を伝えます。カーネーションを贈るのが一般的です。

このように、世界を見渡すと、父の日の祝い方は実に多様です。しかし、どの国でも共通しているのは、「父親への感謝と尊敬の気持ちを伝える日」であるということですね。

まとめ:「ありがとう」を伝える特別な一日を

父の日は、日頃なかなか口に出して伝えられない「ありがとう」の気持ちをお父さんに伝える、絶好の機会です。今年は、父の日由来世界事情にも思いを馳せながら、あなたの感謝の気持ちが伝わるような、素敵な一日を計画してみてはいかがでしょうか。

プレゼントはもちろん、一緒に食事をしたり、手紙を書いたり、何気ない会話をしたりするだけでも、お父さんにとっては最高の父の日になるはずです。

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