新幹線の「指定席」と「グリーン席」って何が違うの?快適な移動のための徹底比較!

 

新幹線での移動、せっかくなら快適に過ごしたいですよね。でも、きっぷを買うときに「指定席」と「グリーン席」があって、どちらを選べばいいのか迷った経験はありませんか?どちらも「指定された席に座れる」という点では同じですが、実は料金も設備もサービスも大きく異なります。

この記事では、新幹線の「指定席」と「グリーン席」の違いを、それぞれのメリット・デメリットを交えながら徹底的に比較していきます。あなたの旅の目的や予算に合わせて、ぴったりの座席を選べるよう、ぜひ参考にしてくださいね!


新幹線の「指定席」とは?:標準的な快適さと利便性

多くの新幹線利用者が選ぶのが、この「指定席」です。

特徴と料金

  • 座席指定: 事前にきっぷを購入することで、乗車する列車と座席が確定します。これにより、確実に座ることができ、出発直前に慌てる必要がありません。
  • 料金: 乗車券(運賃)に加えて「指定席特急料金」がかかります。自由席特急料金よりも少し高くなりますが、繁忙期(年末年始、GW、お盆など)はさらに料金が上乗せされることがあります。
  • 座席配置:
    • 東海道・山陽新幹線などのN700系では、基本的に2列-3列の横5列配置が一般的です。
    • 山陽・九州新幹線「みずほ」「さくら」に使用されるN700系の一部車両や、山形・秋田新幹線などのミニ新幹線では、普通車でも2列-2列の横4列配置のものもあります。

指定席の主な設備

  • リクライニングシート: 背もたれを倒すことができる座席です。
  • テーブル: 座席の背面や肘掛け部分に、PC作業や飲食に使えるテーブルが備わっています。
  • コンセント: 車両や編成によって異なりますが、最近の新型車両(N700Sなど)では全席に設置されていることが多いです。古い車両では窓側や最前部・最後部の席に限定されることもあります。
  • 荷物棚: 手荷物を置けるスペースがあります。
  • 車内販売: 路線や列車にもよりますが、ワゴンによる車内販売が利用できる場合があります(最近は縮小傾向にあります)。
  • Wi-Fi: 無料Wi-Fiが利用できる車両もありますが、通信速度は限定的な場合もあります。

指定席がおすすめなのはこんな人!

  • 確実に座りたい人: 混雑が予想される時間帯や長距離移動で座席を確保したい場合。
  • 旅行や出張の計画を立てて移動したい人: 時間を有効に使いたい場合。
  • コストパフォーマンスを重視する人: グリーン席よりは安く、自由席よりは確実性を求める場合。

新幹線の「グリーン席」とは?:ワンランク上の快適空間

「グリーン車」は、普通車よりもさらに上質な空間とサービスを提供する車両です。

特徴と料金

  • 座席指定: 全席指定となります。
  • 料金: 乗車券(運賃)と「普通車指定席特急料金」に加えて、「グリーン料金」が上乗せされます。普通車指定席に比べて、**約1,0007,000程度(距離による)**高くなります。長距離になればなるほど、料金差は大きくなります。
  • 座席配置:
    • 基本的に2列-2列の横4列配置です。これにより、座席の幅が普通車よりも広くなります。
    • 東北新幹線などでは、1車両あたりの座席数が少なく設定されており、よりゆったりとした空間が確保されています(1車両あたり約30席ほど)。

グリーン席の主な設備とサービス

  • ゆったりとした座席:
    • 座席幅が広い: 普通車よりも横幅が広く、隣の席との間隔も広いため、ゆったりと過ごせます。
    • シートピッチが広い: 前後の座席間隔も広いため、足元にゆとりがあり、リクライニングを倒しても後部座席への影響が少ないです(標準的なグリーン車は1,160mm、普通車は1,040mm)。
    • 上質なシート素材: 革や厚手の布地など、高級感のある素材が使われています。
    • フットレスト: 足を置いてリラックスできるフットレストが装備されています。
  • 静かな空間: 車両の座席数が少ないことや、利用客層が落ち着いていることから、普通車に比べて非常に静かです。読書や仕事に集中したい方には最適です。
  • コンセント: ほとんどのグリーン席では全席にコンセントが設置されています。
  • 荷物置き場: 広めの荷物棚や、大型荷物用のスペースが用意されていることがあります。
  • その他サービス(路線や列車による):
    • おしぼりの配布: 乗車時におしぼりが提供されることがあります。
    • 毛布の貸し出し: 寒い時期や冷房対策として、毛布の貸し出しサービスがある場合があります。
    • モバイルオーダーサービス: 東海道・山陽新幹線の一部列車(のぞみ・ひかりのグリーン車)では、座席のQRコードから軽食や飲み物を注文し、パーサーが席まで届けてくれるサービスがあります。

グリーン席がおすすめなのはこんな人!

  • 移動時間を快適に過ごしたい人: 長距離移動で疲労を軽減したい、ゆったりとリラックスしたい場合。
  • 仕事や読書に集中したい人: 静かで落ち着いた環境で作業を進めたいビジネスパーソン。
  • 特別な旅行の思い出を作りたい人: 少し贅沢をして、ワンランク上の旅を楽しみたい場合。
  • 荷物が多い人: 座席間隔が広いため、荷物の置き場に比較的ゆとりがあります。

【比較表】指定席 vs グリーン席 一目でわかる違い

項目指定席(普通車)グリーン席(グリーン車)
料金普通車指定席特急料金 + 乗車券普通車指定席特急料金 + グリーン料金 + 乗車券
座席数多い(1車両あたり約60~100席程度)少ない(1車両あたり約30~60席程度)
座席配置2列-3列(横5列)が一般的。一部2列-2列もあり2列-2列(横4列)が基本
座席幅標準的広い
シートピッチ標準的(約1,040mm)広い(約1,160mm)
リクライニングありより深く倒れるものが多い
フットレストなし(一部例外あり)あり
コンセント車両や編成による(窓側、端席が多い)ほぼ全席に設置
車内空間にぎやかになりがち静かで落ち着いている
追加サービス車内販売(路線・列車による)おしぼり、毛布貸し出し、モバイルオーダーなど(路線・列車による)
ターゲット確実に座って移動したい一般客、ビジネス客快適性や静けさを重視する人、長距離移動のビジネス客

まとめ:あなたの旅に合った座席選びを!

新幹線の「指定席」と「グリーン席」は、それぞれ異なる魅力を持っています。

  • 指定席は、手頃な料金で確実に座席を確保し、目的地まで移動したい場合に最適です。
  • グリーン席は、多少費用がかかっても、広々とした空間でゆったりと過ごしたい、静かな環境で集中したい、といった場合に最高の選択肢となるでしょう。

あなたの旅の目的、移動距離、そして予算に合わせて、最適な座席を選んでみてください。どちらの座席を選んでも、新幹線での快適な移動が、あなたの旅をより豊かなものにしてくれるはずです!

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