着物や浴衣の着付けに必須!「伊達締め」は100均にある?家庭で手作りできる?


浴衣や着物を着る際に、衿元やおはしょりをきれいに整え、着崩れを防ぐ大切な役割を果たすのが「伊達締め(だてじめ)」です。いざ着付けをしようとした時に、「あれ?伊達締めがない!」なんて経験、ありませんか?「もしかして、ダイソーやセリアなどの100均に売ってるかな?」と探しに行く方もいらっしゃるかもしれませんね。

残念ながら、**本格的な「伊達締め」が100円ショップで販売されていることは、ほとんどありません。**しかし、ご安心ください!100均のアイテムで代用したり、身近なもので手作りしたりする方法があるんです。今回は、100均で手に入る代用品や、お家で簡単にできる手作り伊達締めの方法をご紹介します。

100均に伊達締めは売ってる?代用品を探してみよう!

本物の伊達締めは、着物専門店や呉服店、オンラインショップなどで購入できますが、急に必要になった時や、できるだけ費用を抑えたい時には、100円ショップのアイテムが便利です。

100均で探せる「伊達締め」の代用品と選び方

  1. 手ぬぐい:
    • おすすめ度: ★★★★★
    • 特徴: 浴衣や着物に合わせるなら、吸湿性の良い綿素材の手ぬぐいが非常におすすめです。滑りにくく、適度な厚みがあるので、しっかりと衿元を固定できます。様々な柄があるので、おしゃれなものを選んで気分を上げるのも良いでしょう。
    • 使い方: 幅を調整して、おはしょりの下で締めるように使います。
  2. 伸縮性のある包帯(医療用):
    • おすすめ度: ★★★★☆
    • 特徴: ドラッグストアや100円ショップの救急用品コーナーで見つかります。適度な伸縮性があるので、苦しくなりにくく、体にフィットしやすいのがメリットです。
    • 使い方: 巻き付けすぎると厚みが出たり、締め付けすぎたりするので、適度な力加減で巻きましょう。
  3. 古いストッキング:
    • おすすめ度: ★★★☆☆
    • 特徴: 不要になったストッキングも、意外な代用品になります。伸縮性があるのでフィット感はありますが、滑りやすいことや、夏場は通気性が悪い点がデメリットです。
    • 使い方: 片足だけを切り落とし、胴に巻き付けて使います。
  4. マジックテープ式の簡易ベルトやウエストサポーター:
    • おすすめ度: ★★★★☆
    • 特徴: 100均の健康グッズや衣料品コーナーで見かけることがあります。幅が広めのものが伊達締めに近い感覚で使えます。マジックテープで着脱が簡単なので、着付け初心者さんにも扱いやすいでしょう。
    • 注意点: 厚みがあるものや、素材によっては滑りやすいものもあるので、試着できる場合は確認してみましょう。

代用品を使う際の注意点

  • 締めすぎない: どんな代用品を使う場合でも、締め付けすぎると苦しくなり、着崩れの原因にもなります。
  • 厚みに注意: あまり厚手の素材だと、着物の表に響いてしまい、見た目がゴワついてしまうことがあります。
  • 滑りに注意: ナイロンなどの滑りやすい素材は、着崩れしやすいので、できるだけ綿など滑りにくい素材を選びましょう。

家庭で簡単!手作り伊達締めDIY

100均の代用品でも間に合いますが、「自分の体にぴったりのものが欲しい!」「手作りで愛着のあるものを使いたい!」という方には、手作り伊達締めがおすすめです。ミシンがなくても、手縫いや簡単な方法で作れますよ。

手ぬぐいを使った簡単伊達締め

吸湿性が良く、手軽に手に入る手ぬぐいは、手作り伊達締めに最適な素材です。

材料:

  • 手ぬぐい:1枚(約35cm×90cm程度)
  • 綿テープまたは晒(さらし)などの紐:約1.5m〜2m(お好みで。なくてもOK)
  • 縫い糸、縫い針(またはミシン)、ハサミ、アイロン

作り方:

  1. 手ぬぐいを折り畳む: 手ぬぐいを縦に4つ折りか5つ折りにして、約7〜8cm幅の帯状にします。端が輪になるように畳むと、縫う部分が減って簡単です。
  2. 端を縫う(または仮留めする):
    • 縫う場合: 折り畳んだ手ぬぐいの開いている辺を、手縫いまたはミシンで縫い合わせます。端は三つ折りにして縫うとほつれにくくきれいです。
    • 縫わない場合(簡易版): 縫い合わせずに、アイロンでしっかりと折り目をつけたり、両面テープで仮留めしたりしてもOKです。この場合は、使う時に形が崩れないように注意が必要です。
  3. 紐をつける(お好みで):
    • もし、腰紐のように結んで使いたい場合は、両端に綿テープや晒の紐を縫い付けます。紐は長すぎると絡まりやすいので、両腕を広げた程度の長さが扱いやすいでしょう。
    • なくても、伊達締め本体をそのまま胴に巻き付けて使えます。

ポイント:

  • 手ぬぐいの代わりに、使わなくなった綿素材のシーツや、着物の端切れ(八掛など)を再利用するのも良いでしょう。
  • 夏用にするなら、メッシュ素材や薄手のガーゼ生地などを利用すると、通気性が良く快適です。

伊達締めの正しい使い方をおさらい!

せっかく手作りした伊達締めや、代用品を使うなら、正しい使い方をマスターして、きれいに着こなしましょう。

  1. 長襦袢(ながじゅばん)の衿元に:
    • 長襦袢を着たら、衿合わせが崩れないように、まずは胸元に伊達締めを締めます。
    • 背中のシワを下に引きながら、前から回し、胸の下あたりでしっかりと交差させ、後ろに回して再び前で結びます。結び目は平らになるようにしましょう。
  2. 着物のおはしょりの上に:
    • 着物を羽織り、おはしょり(帯の下にできるたるみ)を整えた後、その上からもう一本の伊達締めを締めます。
    • この伊達締めは、おはしょりが広がらないように固定し、帯の下の土台を整える役割があります。

伊達締めは、着物や浴衣の着姿を美しく保つために欠かせないアイテムです。ぜひ、100均アイテムの代用や、手作りも視野に入れて、あなたにぴったりの伊達締めを見つけて、和装をもっと楽しんでくださいね!

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