「え、脱水できてない!?」洗濯機が止まる原因と今すぐできる解決策!もう濡れた洗濯物で困らない!
「洗濯が終わったのに、服がびしょ濡れ…」
「ピーピー音が鳴って、なぜか脱水だけしてくれない!」
「もしかして、洗濯機が壊れちゃった!?」
洗濯機が突然脱水してくれなくなると、本当に困りますよね。せっかく洗った洗濯物が乾かせないし、早く何とかしたい!でも、「故障かな?」と焦る前に、ちょっと待ってください。実は、洗濯機が脱水できない原因の多くは、自分で簡単に解決できることなんです。
この記事では、「洗濯機が脱水してくれない!」と困っているあなたのために、その主な原因から、今すぐ試せる対処法、そして、もしもの時の修理や買い替えの目安まで、あなたの疑問をぜ〜んぶ解決しちゃいます!これを読めば、もう濡れた洗濯物で途方に暮れることなく、安心して洗濯を再開できるはずです。
洗濯機が「脱水できない!」時に考えられる主な原因
洗濯機が脱水動作に入らなかったり、途中で止まってしまったりするのには、いくつかの理由があります。まずは、あなたの洗濯機に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
1.洗濯物の「片寄り」が原因!これが一番多いんです
脱水は、高速で回転して遠心力で水を飛ばす仕組みです。洗濯槽の中の洗濯物が一箇所に固まっていると、バランスが崩れて洗濯機が大きく揺れてしまいます。
- どうして起こるの?
- 大きなシーツや布団カバー、マット類、厚手の衣類などを単品で洗った時
- たくさんの洗濯ネットにギュウギュウに詰め込みすぎた時
- 少ない量の洗濯物を洗った時(特にドラム式洗濯機)
- フリースやレインコートなど、水を吸いにくい素材の衣類が脱水槽に張り付いてしまう時
洗濯機には、この「異常な揺れ(振動)」を検知して、安全のために脱水をストップする機能が備わっています。転倒防止のためなので、賢い機能ではあるのですが、困ってしまうこともありますよね。
2.「排水」がうまくいっていない!詰まりや折れがないかチェック
脱水するためには、洗濯槽から水がしっかり排出される必要があります。もし排水が滞っていると、脱水が始まりません。
- 考えられる原因
- 糸くずフィルターの詰まり: 洗濯物の糸くずやゴミが溜まっていると、水の流れが悪くなります。
- 排水ホースの詰まりや折れ: ホースが曲がっていたり、中にゴミが詰まっていたりすると、スムーズに排水できません。
- 排水口の詰まり: 排水口に髪の毛や石鹸カス、糸くずなどが溜まって詰まっている可能性があります。
3.洗濯機の「設置」に問題がある!傾きやガタつきをチェック
洗濯機本体が水平に設置されていないと、脱水時の振動が大きくなり、安全装置が働いて脱水が止まることがあります。
- 考えられる原因
- 洗濯機本体が傾いている(アジャスターの調整不足など)
- 設置場所が不安定(ガタつく床、キャスター付きの台など)
4.「蓋(ドア)」がしっかり閉まっていない!センサーが反応しない場合
安全のため、洗濯機の蓋やドアが完全に閉まっていないと、脱水動作は始まりません。
- 考えられる原因
- 蓋やドアが半開きになっている
- 蓋やドアのロックセンサー(安全装置)が故障している
- ロック部分に異物が挟まっている
5.洗濯物の「量」が多すぎるor少なすぎる
意外に思われるかもしれませんが、洗濯物の量が適量でないことも脱水不良の原因になります。
- 多すぎる場合: 洗濯槽の底にある回転部分(パルセーター)がうまく回らないことがあります。
- 少なすぎる場合: 少なすぎると、洗濯物が偏りやすくなり、バランスが取れなくなることがあります。
6.「エラーコード」が出ている場合は要注意!
多くの洗濯機は、異常が発生すると液晶画面にエラーコードを表示します。脱水に関するエラーコードは、メーカーや機種によって異なりますが、以下のようなものがよく見られます。
- パナソニック: U13 など
- シャープ: E04、E19 など
- 東芝: 操作パネルの「衣類片寄り」が点滅 など
- 日立: C04 など
エラーコードが表示されたら、取扱説明書を確認するか、メーカーのウェブサイトで調べてみましょう。原因と対処法が詳しく書かれていることが多いです。
今すぐできる!「脱水できない」時のカンタン対処法
「うちの洗濯機、これかも!」と思う原因が見つかったら、まずは焦らず以下の対処法を試してみてください。
対処法1:洗濯物の片寄りを直す&量を調整する
これが最も効果的で、最初に試すべき対処法です。
- 一度運転を停止し、洗濯機(または蓋)を開けます。
- 洗濯物を取り出して、均等になるように洗濯槽に入れ直します。
- 大物(シーツなど)は、畳んで洗濯槽のフチに沿わせるように入れ、他の洗濯物で囲むようにすると片寄りにくいです。
- 洗濯ネットに入れたものが偏りの原因になることもあるので、ネットの数を減らしたり、中身を分散させたりしてみましょう。
- もし、洗濯物の量が明らかに多すぎる場合は、量を減らして数回に分けて脱水しましょう。
- 逆に、洗濯物が少なすぎる場合は、バスタオルなどを数枚追加して、洗濯槽のバランスを取りやすくしてみましょう。
- 蓋をしっかり閉め、再度脱水運転をスタートします。
対処法2:排水口・排水ホース・糸くずフィルターを掃除する
排水経路の詰まりが原因であれば、掃除で解決することが多いです。
- 洗濯機の電源を切り、コンセントを抜いて、蛇口も閉めます。(安全のため必ず行ってください!)
- 糸くずフィルターを掃除します。 フィルターを取り外し、溜まった糸くずやゴミを取り除き、水で洗い流します。
- 排水ホースの状態を確認します。 ホースがねじれたり、潰れたりしていないかチェックし、もしあれば直します。ホースの中の詰まりが疑われる場合は、ホースを外して水で洗い流してみましょう。
- 排水口を掃除します。 排水口のカバーを外し、溜まっているゴミや髪の毛などを取り除きます。必要であれば、市販のパイプクリーナーを使用するのも効果的です。
- 全て元に戻し、再度脱水運転を試します。
対処法3:洗濯機の傾きやガタつきを直す
洗濯機が傾いていると、脱水時に異常振動を起こしやすくなります。
- 洗濯機がガタつかないか、本体を揺らして確認します。
- 多くの洗濯機には、本体の足元にアジャスターが付いています。これを回して高さを調整し、本体が水平になるようにします。
- 水平器(スマホアプリでも代用可能)がある場合は、それを使って正確に水平になっているか確認すると良いでしょう。
対処法4:蓋(ドア)がしっかり閉まっているか再確認する
基本的なことですが、見落としがちです。
- 蓋やドアが完全に閉まっているか、もう一度しっかりと確認します。
- ロック部分に異物が挟まっていないか、軽く拭いてみましょう。
どうしても直らない…その時は修理?それとも買い替え?
上記の方法を試しても脱水できない場合や、頻繁に同じ症状が起こる場合は、洗濯機本体の故障が考えられます。
修理の目安と費用
- 購入後6年以内: メーカーの部品保有期間内である可能性が高く、修理が可能な場合が多いです。保証期間内であれば無償修理になることも。
- 費用相場: 脱水できない原因となる部品(駆動部品、振動センサー、メイン基板、排水弁など)によって大きく異なりますが、一般的には3万円~7万円前後が目安となります。
買い替えの目安
- 購入後7年以上経過している場合: メーカーの部品保有期間(一般的に製造終了から6~7年)を過ぎていると、修理に必要な部品が手に入らないことがあります。
- 修理費用が高額になる場合: 修理費用が新しい洗濯機の購入費用とあまり変わらない、またはそれ以上になる場合は、買い替えを検討した方が経済的です。
- エラーが頻繁に出る、他の不具合も多い場合: 一箇所直しても、すぐに別の故障が出てくる可能性があります。
- 家族構成やライフスタイルが変わった場合: より大容量の洗濯機が必要になった、乾燥機能が欲しくなった、など。
迷ったら、まずはメーカーの修理窓口や購入店に相談し、見積もりを取ってみるのがおすすめです。
まとめ:諦めないで!洗濯機の脱水トラブルは自分で解決できることも多い!
洗濯機が脱水できないと、本当に困ってしまいますよね。でも、落ち着いて原因を探り、適切な対処をすれば、ほとんどの場合は自分で解決することができます。
- まずは「洗濯物の片寄り」をチェック! これが一番多い原因です。
- 排水経路(フィルター、ホース、排水口)の掃除も忘れずに!
- 洗濯機の水平設置も重要!
- エラーコードが出たら、取扱説明書をチェック!
もし自分で解決できない場合でも、慌てずに修理や買い替えの検討を。この記事が、あなたの洗濯トラブル解決の一助となれば幸いです。もう濡れた洗濯物で困ることはありませんように!