😳アフターピルを飲んだ後の生理、いつ来るの?量や期間は?不安な気持ちに寄り添う完全ガイド
「アフターピルを飲んだけど、生理がいつ来るのか不安…」「いつもと違う出血があったけど、これって生理?」
緊急避妊薬であるアフターピルを服用した後は、体の変化に戸惑うことも少なくありませんよね。この時期の生理や出血については、多くの女性が疑問や不安を感じるポイントです。
この記事では、アフターピル服用後に起こる可能性のある出血の種類や、いつ頃生理が来るのか、そして、もしもの時にどうしたらいいのかを、分かりやすく解説していきます。あなたの不安を少しでも解消し、安心して過ごせるように、一緒に見ていきましょう。
1. アフターピルって、どんなお薬?まずは基本を知ろう
「アフターピル」という言葉は聞いたことがあっても、具体的にどんなお薬なのか、よく知らない方もいらっしゃるかもしれません。アフターピルは、「緊急避妊薬」とも呼ばれ、避妊に失敗してしまった時や、避妊をせずに性行為をしてしまった時に、緊急的に妊娠を避けるために服用するお薬です。
主な働きは、排卵を遅らせたり、子宮内膜が受精卵を着床しにくい状態に変化させることで、妊娠を防ぐことです。性行為からできるだけ早く服用することが大切で、時間が経てば経つほど避妊効果は下がると言われています。
あくまで緊急時の避妊法であり、日常的に使う避妊法ではありません。そのため、アフターピルに頼らず、普段からコンドームや低用量ピルなどでしっかり避妊をすることがとても重要になります。
2. アフターピル服用後に出血があったら、それって「生理」なの?
アフターピルを服用した後、数日以内に出血があることがあります。この出血を見て、「あ、生理が来た!」と安心する方もいれば、「これって本当に生理?」と疑問に思う方もいるでしょう。
実は、アフターピル服用後に起こる出血には、大きく分けて2種類あります。
2-1. 消退出血(しょうたいしゅっけつ)って何?
アフターピル服用後、特に服用から3日〜3週間以内(多くは3日〜1週間以内)に起こる出血を「消退出血」と呼びます。これは、お薬によってホルモンバランスが一時的に変化し、子宮内膜が剥がれ落ちることで起こる出血です。
消退出血は、避妊が成功した可能性を示すサインの一つと考えられています。通常の生理とメカニズムは似ていますが、以下のような違いがあることがあります。
- 出血量: 通常の生理よりも少量であることが多いです。
- 期間: 2〜3日程度と、通常の生理よりも短い傾向があります。
- 血の色: 鮮血の場合もあれば、茶色っぽいこともあります。
ただし、消退出血がない場合でも、避妊が成功していないとは限りません。個人差が大きく、出血が全くない方もいらっしゃいます。
2-2. いつもの「生理」はいつ来るの?
消退出血とは別に、アフターピル服用後の「いつもの生理」が来るタイミングも気になりますよね。
アフターピルを服用すると、ホルモンバランスが一時的に大きく変化するため、通常の生理周期がずれることがよくあります。普段より早く生理が来ることもあれば、遅れることもあります。
一般的には、アフターピル服用後、3週間以内に生理が来ると避妊に成功した可能性が高いとされています。排卵前にお薬を飲んだ場合は、消退出血の後に排卵が起こり、その12〜14日後くらいに通常の生理が来る、というケースもあります。この場合、「同じ月に生理が2回来た」と感じるかもしれませんが、異常ではありませんのでご安心ください。
もし、服用後3週間以上経っても生理が来ない場合は、妊娠している可能性も考えられますので、後述の対処法を参考にしてくださいね。
3. 生理が遅れる・来ない…どうしたらいいの?
アフターピルを飲んだのに生理がなかなか来ないと、不安でいっぱいになりますよね。いくつか考えられる理由と、その場合の対処法を見ていきましょう。
3-1. 生理が遅れる主な理由
- ホルモンバランスの変化: アフターピルによって一時的にホルモンバランスが大きく変動するため、生理周期が乱れるのはよくあることです。
- ストレス: 「妊娠しているかも…」という強い不安やストレスも、生理周期に影響を与えることがあります。
- 服用したタイミング: 排卵の直前や直後に服用した場合、ホルモンへの作用の仕方で生理のタイミングが通常とずれることがあります。
- 避妊の失敗: アフターピルの避妊成功率は100%ではありません。ごくまれに避妊に失敗し、妊娠に至ってしまうケースもあります。
3-2. 生理が来ない時の対処法
もし、アフターピル服用後3週間以上経っても生理が来ない場合や、出血がごく少量で生理か判断できない場合は、以下の行動をとってください。
- 妊娠検査薬を試す: 性行為から3週間以上経っていれば、市販の妊娠検査薬で正確な結果が得られることが多いです。まず自分で試してみましょう。
- 医療機関を受診する: 妊娠検査薬で陽性が出た場合や、陰性でも不安が続く場合は、必ず婦人科を受診しましょう。医師による正確な診断が必要です。早めに相談することで、今後の選択肢についてじっくり考えることができます。
4. アフターピル服用後の注意点と、これからの避妊について
アフターピルは緊急時の避妊薬であり、服用後の注意点や、今後の避妊についてもしっかり考えることが大切です。
4-1. 服用後の注意点
- 吐き気・嘔吐: アフターピルの副作用で、吐き気や嘔吐が起こることがあります。もし服用後2時間以内に嘔吐してしまった場合は、薬の成分が十分に吸収されていない可能性があるため、すぐに医療機関に相談しましょう。
- 副作用: その他、頭痛、腹痛、眠気、乳房の張りなどの副作用が出ることもありますが、多くは24時間以内に治まります。
- 次の生理まで性行為は控える: アフターピル服用後、次の生理が来るまでの間は、妊娠の可能性がゼロではありません。この期間に性行為をする場合は、必ずコンドームなどの避妊具を使用しましょう。
4-2. 今後の避妊について
アフターピルはあくまで「緊急避難」の手段です。今後も望まない妊娠を避けるためには、確実な避妊法を検討することが重要です。
- 低用量ピル: 毎日決まった時間に服用することで、高い避妊効果が得られるお薬です。生理周期が安定し、生理痛の緩和など、避妊以外のメリットもあります。
- コンドーム: 正しく使用すれば避妊効果がありますが、破損や脱落のリスクもあります。
- 子宮内避妊具(IUD/IUS): 医師による処置が必要ですが、一度装着すれば数年間避妊効果が持続します。
ご自身のライフスタイルや体の状態に合った避妊法を、婦人科の医師と相談して見つけることをおすすめします。
5. 不安な時は一人で悩まないで!
アフターピルを服用した後の体の変化は、不安や心配を伴うものです。ですが、一人で抱え込まず、必ず信頼できる人に相談したり、医療機関を受診したりするようにしましょう。
婦人科の医師や看護師は、あなたの悩みに寄り添い、適切なアドバイスをしてくれます。安心して相談してくださいね。